司法府ってなあに

司法府とは、立法府、行政府とともに国の三権とされます。
立法府が法律を作り、行政府が法律に基づいて政治を行い、司法府がこれらの違憲性を判断するという役割を持っています。
ですから司法府は、大変重要な機能を持ち、違憲立法審査権という重要な権利を行使する使命があります。
司法府が違憲と判断した法律は、立法府において廃止や修正を余儀なくされ、また、このような法律に基づいて行政府が政治を行うことも差し控えるべきとされます。
ただし、司法府は、立法府や行政府のように民主的な選挙に基づいて選ばれた国民の代表者から組織されているものではなく、民主的な基盤を欠くことから、あまり積極的に違憲立法審査権を行使すべきではない、と言われることがあります。
司法府を構成する裁判官は、司法試験に合格した者が、国民の選挙によらずに任命されるものなので、司法府の権利行使を国民の意思決定と同視することはできません。
むしろ、民主主義のよって立つ多数決の原理が作用しない点に、少数者の人権を擁護するという司法府の重要性を見いだすことができます。